納豆汁
削りたてのかつおぶしのお出汁があんまり美味しかったので、二番出汁を使って、早速、お味噌汁を作ってみた。
具は刻んだ納豆とネギ。
醗酵学の権威、小泉武夫先生によると、江戸時代の庶民は納豆をご飯にかけるのではなく、お味噌汁で食べていたらしい。
大豆を醗酵させる際に、昔は自然にカビを呼んでいたので、その時々の温度など条件によって、納豆菌がつけば納豆に、コウジカビがつけば味噌になるということで、味噌にならなかった納豆を味噌汁に入れて食べるというのは当然の成り行きというわけなんだそうです。
しかも大豆には、牛肉と同じくらいのタンパク質が含まれているので、味噌汁に納豆ということは、肉汁に肉を入れて食すというくらい、豆腐でも入れた日にはトリプル肉というくらい、スタミナ源になるんだって。すごいキャッチーで、説得力のある表現をする先生だな。
とにかく、飛脚さんなんかはそうやって栄養を摂って、歩いて日本中を行ったり来たりしてたんだから、すごい民族食だな。
それに、かつおぶしにはアンセリンっていう疲労回復成分が含まれているっていうし、なんていうか、味噌汁は我が民族が誇るスーパーフードなんだね。
お味噌汁を毎日食べている人のほうがガンの発症率が低いことがニュースになって、あんまり食べてない私は、ちょっとだけ後悔したけど、かつおぶし活動を始めて、以前よりお味噌汁が好きになったな。
ちなみに、味噌は故郷、宮城県のジョウセン「仙台みそ」が好きです。
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